2009年04月23日

世間胸算用

 ようやく井原西鶴の『世間胸算用』読みましたよ〜。

 元禄の上方(関西)の商人と、お金にまつわる悲喜こもごもを綴った本です。江戸時代の話なのに、けっこう現代にも通用する話でした。当時は米の石高のレートで金利が変動し、商品を購入した何ヵ月後に、まとめて支払う「節季払い」が主だったので、気がつけば借金(ローン)漬けになってしまうという、おそろしい経済事情でした。

 大晦日に今までの勘定を精算することで、ようやく安心して正月を過ごせた訳ですが、支払が全部終らないと、借金も翌年まで持ち越すハメになるのです。

 だから大半の人たちにとって、大晦日は憂鬱な1日だったのです。


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posted by fuji_nishi. at 13:40 | Comment(4) | TrackBack(0) | 参考文献

2009年04月15日

かっぱ橋

 先日、友人とかっぱ橋道具街へ行きました。かっぱ橋といえば、業務用(飲食店)の道具やユニフォームが揃っている問屋街で有名ですが、我々のマニア心に火をつける熱い街でした。

niimi1.jpg

 かっぱ橋の目印と言えば、ニイミのコックさん♪

niimi2.jpg 迫力ぅ〜



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posted by fuji_nishi. at 15:01 | Comment(0) | TrackBack(0) |

2009年04月10日

稲村ヶ崎

 以前もお話したように、五人男の舞台の前宣伝の浮世絵では、「勢揃い」の場面が稲瀬川ではなく、稲村ヶ崎の設定だったらしい、ということが分かったので、とりあえず現地に行って来ました。

inm1.jpg 駅から歩いて、海に向かう途中。目の前は海です。


inm2.jpg 稲村ヶ崎全景


inmkaigan.jpg 砂浜が黒いのは砂鉄だから、と言う話を聞いたことがあります。


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posted by fuji_nishi. at 12:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | 鎌倉

2009年04月06日

初演時の俳優さんの干支

 以前、「勢揃い」の場面で着る五人男の着物の柄が(もしかしたら)干支を表わしているのではないか?という「仮説」を元に、初演時の俳優さん達の生年の干支を調べてみました。

ben_thum.gif弁天小僧役の五代目尾上菊五郎は弘化元年(1844)甲辰生れ。

nan_thum.gif南郷力丸役の四代目中村芝翫は天保2年(1831)辛卯生れ。

t_thum.gif忠信利平役の九代目市川團十郎は天保9年(1838) 戊戌生れ。

akaju_thum.gif赤星十三郎役の八代目岩井半四郎は文政12年(1829)己丑生れ。

da_thum.gif日本駄右衛門役の三代目関三十郎は生年不明(1804年か1805年生まれか?)。

 うーん。かろうじて辰と戌(雷獣)はあるものの、ほとんど関係がないような…。

 当代きっての人気者、中村芝翫は卯年生れで、誕生日は旧暦の3月3日と、随分かわいらしい印象です(現代の暦だと4月の半ばみたいですが)。しかし盗賊の着物の柄がウサギじゃ迫力ないですよね。

 やっぱり「着物の柄」としてカッコイイもの、判じ絵みたいな柄を選んでいたのでしょうか?

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posted by fuji_nishi. at 16:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 白浪五人男
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