2014年05月25日

毒賽(どくさい)の賽

 nan_thum.gif南郷力丸セリフにある「毒賽」って、一体何のことだろう?とずっと思っていました。

 実はsrjhopri.jpg『白浪時報』1〜4号合併号(計10ページ)4号でも、「おそらく漁師の守り神を祀っている船玉神社で、南郷が賭け事に興じていたのではないか?」という推測を記事にしていました。

wtiware.jpg

watatsumi.jpg@小動神社内の海(わたつみ)神社

追記:『白浪時報5』 のPDFファイルが完成しました!わーい(嬉しい顔)(2014年10月27日)

 中世〜江戸時代の賭けごとは、意外にも「外」で行われることが多く、たとえば神社の境内や地蔵の影など「神や仏の加護が及ぶ場所」だったり、或いは無縁や苦界を意味する「誰もいない場所」である林や森の中、河原や砂浜などの場所が好まれたようです。

watatj.jpg@江の島内の龍宮(わだつみ)神社

 しかし、「でもなんで”毒”がつくのだろう?」というオチで締め括りましたが。

 後日、電子辞書で調べてみたら、下記の文章が出ました。
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posted by fuji_nishi. at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南郷力丸

2014年05月24日

古文書の勉強ついでに見つけた本

約1ヶ月ぶりの更新です。毎度ご無沙汰しております

 以前にも申し上げたように、今年に入ってから古文書の通信教育(=本当に初歩的な段階)を始めたのですが、まだまだ筆文字を読み慣れるのに苦労しております。現代人の感覚からすると、もはや象形文字みたいで読み解くのに時間がかかりますが、読めた時の喜びもひとしおです。現在、4つの提出課題のうち、なんとか3つ目の課題を提出したところです。

 古文書を読む上で、まずは昔の文体と書式に慣れる必要があるので、家中にある歴史関連の書物や、小中高時代の教材(教科書・サブテキスト類・学習雑誌の付録も含む)を片っ端から探していたら、『史料による日本史(増補版)』(山川出版社/1989年)という本を見つけました〜。



 これは高校時代の選択科目「日本史」の副読本で、当時の授業ではまったくと言って良いほど使われなかったものですが、卒業して20年以上たってから読むと、これがまた実に面白い!のです。

 それこそ太古の昔から、庶民は税金の取り立てと貧困(=近世になるまで、一般大衆はかろうじて生きられるほどの食生活と賃金しか残らない社会システムだった)に苦しみ(中には徴税逃れのために逃亡して、偽坊主になったり、どこかの荘園の小作人になったりする人も出るほど)、お上や領主は強欲で、あまりの強欲っぷりに呆れるやら、笑えるやらのトンデモ話が出ていて、いつの世も変わらないものだと実感します。それらの話は、いずれまた紹介したいと思います。

 ところで今回、その副読本を読んで話題にしたいと思ったのは、江戸時代の「武士の経済事情」です。

 当ブログでも『武士の家計簿』を紹介をした時にも書いたのですが、武士の大半は経済的に余裕がなく、使用人を雇えば赤字、そのくせ仲間内・特に上司への「お付き合い」には大金を包まないといけない雰囲気(=交際費をケチると陰で何を言われるか分からない)という、「見栄と体裁ばかりの世界」だったようです。

 
 そんな武士の具体的な経済事情が、この本に出ていたのです。

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posted by fuji_nishi. at 16:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考文献
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