2012年05月25日

歌舞伎の筋書(パンフレット)の売り場

 歌舞伎を初めて御覧になる方にとって、筋書(すじがき・パンフレット)は芝居を観る上で、イヤホンガイドとともに大変重宝すると思います。もちろん、歌舞伎鑑賞歴十数年以上の方でも、毎回購入される方も少なくありません。

 なぜなら同じ演目でも、(たまにシリーズ化して出演する俳優と役柄が固定化されることはあっても)いつでも・どこでも毎回毎回、同じ俳優×配役の組み合わせであることはまずないし、演出家によって作風も変わるからです。

例:9501p.jpg平成7年1月歌舞伎座パンフレット(1995年1月)

筋書きの構成

【巻頭ページ】
●(その期間その劇場で演じられる)芝居の演目のグラビアページ(カラー写真)

【あらすじ・解説】
●詳しいあらすじと登場人物の名前(俳優名)・演目に関する解説と見どころ

【読み物】
●俳優陣のコメント(芸談)や関係者の制作秘話
●表紙の絵の解説
●歴代の上演記録(主に戦後〜最近まで)
●合間合間にインフォメーション・広告

【巻末】
●同時開催している他劇場の公演情報・翌月の案内など
●その月に登場する全俳優の顔写真(白黒)と名前、屋号(これは主役級の俳優陣まで)
●劇場の見取り図・座席表・チケットホン・プレイガイドの案内

が収録されております。(総ページ数は約P90〜P120)

p0404.jpg平成16年4月歌舞伎座パンフレット(2004年4月)

【価格】
●通常1冊1200円、襲名披露や特別公演などの場合は、気合の入ったグラビアカラーページや別冊(歌舞伎俳優総覧)が増えるため、1冊1500円でした(1999〜2008年頃)。

 また外国人観客のために、英語版の筋書きは1冊500円で売っています。こちらは各演目の白黒写真1ページとあらすじ、歌舞伎用語辞典、上演時間、劇場の見取り図と座席表と、シンプルな構成となっています。大きさはA5サイズ、36ページくらいです。こちらは英語の勉強にもなるかも?

kbpanf.jpg

 肝心の売り場はと言うと、たいてい正面入口入ってすぐの場所にあります。その近くには案内所のカウンター、イヤホンガイドのカウンターがあります。

 それ以外の場所では、正面入り口横の前売所(前売り券の引き換えや当日券の販売している場所)でも扱ってるそうです。

【売り場】(追記)
新歌舞伎座(東銀座)では、1階の案内所横の筋書売り場と、4階の幕見席のロビーにて販売。もしかしたら地下2階の切符売り場や3階の売店、歌舞伎関連の書籍やDVDなどを販売している5階の売店「楽座」でも販売されているかもしれません。

 検索の世界からコンニチハ 5という記事にも書いたのですが、2013年4月に歌舞伎座がリニューアル・オープンされて以降、この記事が頻繁に検索されるようになりました。

 リニューアルに伴い、もしかしたら「筋書きの売り場」が変更されたのかもしれないし、私は「リニューアル前の歌舞伎座」しか存じ上げないので、実際に「リニューアル後の歌舞伎座」に行かれた方に、新歌舞伎座の内部の様子や、新しくなって便利になったこと・不便になったことなど、教えていただると嬉しいです。

 いっそのこと関係者の方に直接、「ネットで調べたけど、筋書の売り場と値段が分かりませんでした。」と伝えてみるのも、ありかもしれません。そういう意見が集まれば、商業芝居をやっている企画・制作側も動かざるを得ないですから。

*チラシの置き場*

基本的に松竹直営の劇場や映画館の入り口付近かロビー、全国巡業の演目の場合は、上演される劇場(ホール)・上演される地方公共団体の施設(市役所や公民館、図書館など)に置いてあります。



 「中古」の筋書や歌舞伎関連の書物をお探し(=購入希望)でしたら、私が知っているのは歌舞伎座・新橋演舞場近くの木挽堂書店か、(筋書は見かけないけれども)歌舞伎関連の雑誌『演劇界』や『和楽』のバックナンバーが充実している古書畸人堂(新宿区・早稲田)ですかね。他にも神田神保町矢口書店が有名みたいです。

 過去の筋書きが「資料」(=閲覧・コピーのみの非売品)として確実にありそうなのは、

国立国会図書館

公益財団法人 松竹大谷図書館

国立劇場 蔵書検索(国立劇場 図書閲覧室・国立能楽堂 図書閲覧室・国立文楽劇場 図書閲覧室の検索ページ)

早稲田大学坪内博士記念 演劇博物館

東京都立図書館

江戸東京博物館 図書室(フロア紹介)

江戸東京博物館 図書室(リンク先は子供向けのページだけれども、テーマ毎に資料を探すヒントが出ているのと、内容が良くまとまっているので紹介致しました。)

ですかね。私は関東の者なので、どうしても東京の施設中心になってしまうことを、あらかじめご了承下さい。

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最近の『白浪五人男考』状況(2009年1月19日の記事コメント欄)

ご質問の回答(途中経過)

検索の世界からコンニチハ4(主に中野ブロードウェイ内にある古本屋さんの案内です)
検索の世界からコンニチハ 5(最近、とみに検索されるキーワード)


 
タグ:歌舞伎
posted by fuji_nishi. at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 歌舞伎・時代劇
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