2007年11月11日

抜け参り

ぬけまいり【抜け参り】

 江戸時代後期の文化・文政期(1804〜30)になって、庶民の間で旅行が流行した。享和2年(1802)〜文化11年(1814)に刊行された、十返舍一九の著書『東海道中膝栗毛』がブームのきっかけになったと言われている。

 中でも「一生に一度は伊勢参り」と言われるぐらい、お伊勢参りは奉公している主人の許可や、役所への手続きが必要な大掛かりな旅行であった。その手続きの煩雑さは、現在の海外旅行に相当するものであったと思われる。

 それらの手段を一切、省いたものが「抜け参り」と言われている。
抜け参りには少年や女性も多く、彼らは柄杓(ひしゃく)1本をもって旅行した。

 当時、抜け参りする子供を見かけたら、(彼らの肉親や関係者でなくとも)出来るだけ大人が面倒をみるという風習があり、道中の人々や街道の近隣に住む人々は、彼らの柄杓の中に食べ物や、お金を恵んでいたらしい。

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t_thum.gif忠信利平ツラネ3「抜け参りからぐれ出して…」




 面白いことに、聖地巡礼の街道沿いに住む人々の間では、洋の東西を問わず、巡礼者に施しを与えると、神からの祝福を受けると言う思想はあったようです。

<参考文献>




posted by fuji_nishi. at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 用語辞典
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