2005年11月08日

意外とマメな兄貴

nangoh.gifこの絵は歌川國芳の「猫のすゞみ(=涼み)」という浮世絵(団扇絵)のパロディです。原画では猫の「船頭さん」の他に、「若旦那」と「芸者さん」が登場しています。腰の手拭いも原画は「叉たび」ですが、「白なみ」にアレンジしました。

nekonosuzumi.jpg専門学校時代の美学の授業のノートの清書

 ホントは原作のように、若旦那を弁天小僧、芸者さんを千寿姫にして、登場させたかったのですが、男2人の職業が職業だけに、そしてなによりも弁天小僧が「手を出すのが早い」ので、お姫様を同じ船に乗せるのは危険なので、止めにしました。
 それにしても、強気で「オレ様」な弁天小僧に対し、南郷は意外と「気配り」の人間みたいですね。序幕の初瀬寺の場面で、信田小太郎に扮した弁天小僧に冷たくされた千寿姫を、お付きの女中と一緒になだめたり、「浜松屋」の場面ではdaemon_1.gif謎の武士・玉島逸当こと日本駄右衛門の送る、「煙管の合図」に気づき、弁天小僧の脱ぎ散らかした着物を(ぶつくさ言いながらも)たたんで、「退散」の準備を一人でセッセとしているあたりが、微笑ましいです。

 「海の男」ゆえの豪快さ・気性の荒さもありながら、意外とマメで繊細なところもあるのが、この人の魅力なんでしょうかねぇ?

 次回からは再び「あらすじ」に入ります。

<参考文献>


あぁ、売り切れでしたか…。しかも学生時代の頃より、かなり値上がりしてます。私なんて、友達に貸したっきり返って来なかったので、結局2冊買うはめになりました。それだけ『名著』ってことです。古本屋で見つけたら、即Getですね!


とても面白い本で、私も持っています…って、コレも品切れかい?しかも「ロープライス」が定価の2倍以上!とスゴイことになっています。

江戸時代の猫の浮世絵ばかりを集めた画集。國芳の絵も多く出ています。


この本の中に「猫のすゞみ」があるかどうかは分からないけど、お手頃価格です。

 
posted by fuji_nishi. at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 南郷力丸
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