2014年07月09日

お勧めの雑誌『東京人』その2

 今から10年前の雑誌なんですが、2004年8月号の『東京人』(都市出版社)の小特集「落語 怪談 怪談噺-夏の闇に怨霊が漂う-」が素晴らしい!

tokyojin04.jpg

 もちろんメインの特集「東京みやげ決定版!」も、東京の老舗の商品の数々を著名人が紹介していて、興味深い内容でしたが、私の心をわしづかみにしたのは小特集の方でした。

 五街道雲助さんの「怪談噺の舞台を歩く。」(P141〜P147)では、実際に舞台となった場所(「怪談牡丹灯籠(谷中〜根津)」・「真景累ヶ淵より豊志賀の死(根津〜上野〜不忍池〜下谷)」・「怪談乳房榎(高田馬場〜面影橋)」を歩き、簡単な怪談のあらすじと解説、現代の写真が掲載されており、圓朝(えんちょう)の怪談を知らない人にも分かりやすい、親切な読み物でした。

 そして何よりも冒頭(この特集)の、作家の岩井志麻子さんと、人間国宝の講談師・一龍際貞水さんの対談が出色です。

 ホラーの語り手と作り手による怪談論は実に小気味よく、「怪談」に出てくる主人公の大半は自分勝手、でも庶民の恨みを晴らしてくれるスーパーヒーローだったという話から始まり、日本の怪談と西洋のホラー映画の違いや、都市伝説「口裂け女」が約30年かけて海外(韓国)に上陸した話、毎日が戦争みたいな殺伐とした土地では逆に「怪談」が存在しないらしいなど、次々と面白トークが展開し、一気に読める内容でした。

 中でも以下の文章が忘れられません。

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タグ:怪談
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2014年05月24日

古文書の勉強ついでに見つけた本

約1ヶ月ぶりの更新です。毎度ご無沙汰しております

 以前にも申し上げたように、今年に入ってから古文書の通信教育(=本当に初歩的な段階)を始めたのですが、まだまだ筆文字を読み慣れるのに苦労しております。現代人の感覚からすると、もはや象形文字みたいで読み解くのに時間がかかりますが、読めた時の喜びもひとしおです。現在、4つの提出課題のうち、なんとか3つ目の課題を提出したところです。

 古文書を読む上で、まずは昔の文体と書式に慣れる必要があるので、家中にある歴史関連の書物や、小中高時代の教材(教科書・サブテキスト類・学習雑誌の付録も含む)を片っ端から探していたら、『史料による日本史(増補版)』(山川出版社/1989年)という本を見つけました〜。



 これは高校時代の選択科目「日本史」の副読本で、当時の授業ではまったくと言って良いほど使われなかったものですが、卒業して20年以上たってから読むと、これがまた実に面白い!のです。

 それこそ太古の昔から、庶民は税金の取り立てと貧困(=近世になるまで、一般大衆はかろうじて生きられるほどの食生活と賃金しか残らない社会システムだった)に苦しみ(中には徴税逃れのために逃亡して、偽坊主になったり、どこかの荘園の小作人になったりする人も出るほど)、お上や領主は強欲で、あまりの強欲っぷりに呆れるやら、笑えるやらのトンデモ話が出ていて、いつの世も変わらないものだと実感します。それらの話は、いずれまた紹介したいと思います。

 ところで今回、その副読本を読んで話題にしたいと思ったのは、江戸時代の「武士の経済事情」です。

 当ブログでも『武士の家計簿』を紹介をした時にも書いたのですが、武士の大半は経済的に余裕がなく、使用人を雇えば赤字、そのくせ仲間内・特に上司への「お付き合い」には大金を包まないといけない雰囲気(=交際費をケチると陰で何を言われるか分からない)という、「見栄と体裁ばかりの世界」だったようです。

 
 そんな武士の具体的な経済事情が、この本に出ていたのです。

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2013年10月29日

今こそ『日本永代蔵』を読むべき!

 今、猛烈に読みたい本という記事にも書いたのですが、関西系ホテルのメニューの誤表示(偽装?)問題を彷彿とさせる、食品偽装の話がザクザクと出て来ます。



 この本は「商売の栄枯盛衰」がテーマなのですが、現在の三越の起源である越後屋の創始者・三井高利のような成功談は少なく、たいていは強欲な商人が売り上げを伸ばすために、不正な商売(=商品の産地偽装など)に手を出すのですが、最初は功を奏して売り上げ倍増、(お客になかなかバレないだものから)だんだん手口が大胆、不正も露骨になり、ついには客にバレてしまい、ジ・エンドという結末ばかりなのです。

 むしろ「失敗から学ぶ経営学」なのかもしれません。

 多少、話に誇張はあるのかもしれませんが、自分の不正や悪事がバレないという慢心が、結果的に身を滅ぼすという、現代にも通ずる怖〜い教訓話でもあるのです。

 現代でもtwitterやらfacebookなどのSNSの「悪ノリ投稿」がきっかけで、その投稿者の所属先である学校や会社に苦情が殺到(=炎上)し、ついには雇用先が閉店・倒産に至る事態にまで発展した例もあるのだから、昔の話、と侮れません。

 「商売」として利益を出すことは基本ですが、それ以上に礼儀や誠実さなど、「社会人としての常識」を忘れては、商売が成り立たないということなのでしょう。

 なんにせよ、面白半分で「人としてやっちゃいけないこと」を武勇伝として語る輩は社会に報復されるし、失敗の経験から学び、(失敗を心から反省し)自らの行動を改めていかないと、今後も似たような事件が発生し、繰り返すことになるでしょう。

  

 
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2013年07月08日

検索の世界からコンニチハ 4 (中野ブロードウェイ内にある本屋さん)

 前回は約3カ月ぶりに更新したものの、なんだか中途半端で盛り上がりに欠ける記事になってしまいましたが、今回も懲りずに「どのようなキーワード(もしくは画像)で、ココに引っ掛かったのか?」を発表したいと思います。

-目から鱗!(私も勉強になります)なキーワード-


●「中野ブロードウェイ 歌舞伎筋書」

 私にとって中野は、「第二、第三の故郷」と言っても過言ではないほど、なじみのある場所です。なので中野ブロードウェイにも、けっこう立ち寄ります。ここの3階には、私もお世話になっているタコシェという本屋さんと、きょうだい堂という印刷屋さんも入っていますしね。

 あと3階のフロアをまんだらけと二分するほどの規模を誇る、明屋(はるや)書店(こちらは新刊と雑貨を扱う)も品揃えの数が凄いです。特にコミックスと、ファッション・手作り小物雑貨の製作に関する書物は充実しています。

 しかし、誠に恥ずかしながら、ブロードウェイで「演劇関連の書籍を扱う古本屋さん」の存在を、この検索ワードが出るまで知りませんでした。そこで私自身も知りたいので、中野ブロードウェイ内にある古本屋さんを調べてみました。

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2011年12月04日

別冊太陽・特集「八犬伝」

 先日、古本屋で『別冊太陽』を購入致しました。特集は「宮田雅之の切り絵八犬伝 宮田雅之追悼記念号 曲亭馬琴没後一五〇年」です。

 この本が発行された1998年は、ちょうど曲亭馬琴の没後150年という記念すべき年であり、また、山田風太郎氏の小説『八犬伝』の挿絵を担当されていた、切り絵作家の宮田雅之氏が亡くなった年でもありました。

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 この本は宮田氏の素晴らしい作品の数々、それも『八犬伝』の全挿絵がオールカラーで見られるという、大変ぜいたくな造りの本です。

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2010年12月04日

武士の家計簿

 とうとう映画化されましたね。
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 原作本の内容は、加賀百万石の藩の財政を支えてきた一族(幕末〜明治までの三世代)の物語と、37年間つけ続けた家計簿(明細)です。



 この本を読むと、「百万石」の格式を誇る加賀藩でも、凶作で年貢米が取れない時期もあったり、お姫様が将軍家にお輿入れで「加賀百万石」の名に恥じない多額の「持参金」を用意しなければならないなど、かなり藩の財政は逼迫していたようです。

 そして武士の世界は見栄と体面ばかりで、どこも家計はかなり苦しかったようです。特に下級武士は収入よりも支出の方が多く、借金まみれだったそうです。

 しかし「経理のプロ」である猪山さんは、自分の家の借金返済と無駄な出費を極力押さえるために、一念発起して「家計簿」をつけはじめます。

 かなり細かいところまで手を抜かずに、キッチリ37年以上、家計簿をつけ続けた猪山さんの律儀さには頭が下がります。そして筆者の磯田さんもまた、手を抜かず脚色もなしに淡々と報告しています。

 両者の律儀さ加減が実に面白く、幕末から明治の動乱期を生き抜いてきた人々の息遣いも感じられる1冊です。

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2010年07月24日

歌舞伎の歴史

 未だに歌舞伎の歴史について分かっていない部分があったので、歌舞伎の評論で著名な渡辺先生の著書を図書館で借りて来ましたよ。いやはや予約取るのが大変でした。


江戸演劇史(上)

江戸演劇史(上)

  • 作者: 渡辺 保
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/31
  • メディア: 単行本





江戸演劇史(下)

江戸演劇史(下)

  • 作者: 渡辺 保
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/01
  • メディア: 単行本




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タグ:歌舞伎
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2010年05月12日

昔の資料が出てきた♪

 久し振りに作業部屋の片づけをしていたら、かれこれ10ウン年探し続けていた資料が、とうとう出てきました!

『GON!』(ミリオン出版)/1995年/取材・文/ハト石橋「COMIC GON!(コミックゴン!) 大特集 メイドインジャパン アメリカの平和もこれで大丈夫だ!!のヒーロー、アメリカに大逆襲!? 「パワーレンジャー(東映)」大人気の秘密!!」(資料のタイトル)

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 探し続けていた資料とは、雑誌の記事のコピーではありますが、当時アメリカで大ヒットした"戦隊ヒーローもの"と「白浪五人男」との関連 も書いてある、大変貴重な資料であります。

 学生時代の友人が、私のミニコミのネタとして提供してくれたものです。やっぱり持つべきものは友ですね。この資料とともに、彼女とのご縁も大事にしていきたいと思います。

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posted by fuji_nishi. at 10:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考文献

2010年04月07日

古典に目覚めた?

 昨年あたりから『世間胸算用』や、『日本永代蔵』など、古典文学を読む機会が増えました。

 大学受験以来、古文とは縁のない生活だったし、解読できなかったら嫌だなと、いう理由で敬遠しておりましたが、実際に読んでみると、案外すんなり読めた(少なくとも英語よりはセンスがあるかも?)し、これがまた面白い!のです。

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2009年10月25日

古典を読む

 素人ながらも「白浪五人男」を調べていると、(賢明な読者の方なら、とっくの昔にお気づきでしょうが…)歌舞伎の世界は奥深く、歌舞伎をより深く理解しようと思ったら、中世史(特に平安末期〜鎌倉・室町時代)の知識と、その時代の古典文学・芸能の教養も必要だ、と痛感させられます。

 しかし私の研究なんて「お遊び」みたいなもので、まず何から調べ始めたら良いのか、今どの資料が必要なのかも分からない、という情けないありさまです。

 そんな私に、ありがたい貴重な本が見つかりました。



 この本は中世の鎌倉の歴史と文学・芸能について、各界を代表する作家や研究者達が、一般人にも分かり易く、懇切丁寧に語り下ろした本です。

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posted by fuji_nishi. at 11:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考文献

2009年10月15日

観世アーカイブ

 先月18日の朝日新聞を読んでいたら、能楽の観世流に代々伝わってきた能楽関係の文献資料を所蔵する「観世文庫」の内容をインターネット上で検索・閲覧できるデジタル・アーカイブが、今月の10日からインターネット上で公開されたそうです。

 国立国会図書館の近代デジタルライブラリーも、著作権切れの貴重書をネットで公開(※国会図書館の場合は見開き1pずつスキャンされたものが、PDFファイルになっている)していますが、そういう感じなんでしょうか?

 しかも昔の貴重な資料を、

「(中略)ネットや展示会で、観世家の歴史を広く認知していただくと同時に、多くの人の研究に役立てていただきたい」[出典:2009年9月18日朝日新聞 夕刊・古典クラシック「観世家つなぐ意思 脈打つ」(米原範彦著)より引用]

と、惜しげもなく一般に公開して下さる【注:ただしデータベースの利用は研究、教育、学習目的で、"非営利"であることが条件だそうですが。】なんて寛大ですね。素晴しい!

 能楽や、中世・近世の文化を研究している人達には、朗報ですね。ありがたい時代になったものです。

※なお、画像の著作権は(財)観世文庫・観世宗家に属し、画像の掲載、展示、放送などを希望する場合は、あらかじめ(財)観世文庫に申請し、許可を得てください。
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2009年04月23日

世間胸算用

 ようやく井原西鶴の『世間胸算用』読みましたよ〜。

 元禄の上方(関西)の商人と、お金にまつわる悲喜こもごもを綴った本です。江戸時代の話なのに、けっこう現代にも通用する話でした。当時は米の石高のレートで金利が変動し、商品を購入した何ヵ月後に、まとめて支払う「節季払い」が主だったので、気がつけば借金(ローン)漬けになってしまうという、おそろしい経済事情でした。

 大晦日に今までの勘定を精算することで、ようやく安心して正月を過ごせた訳ですが、支払が全部終らないと、借金も翌年まで持ち越すハメになるのです。

 だから大半の人たちにとって、大晦日は憂鬱な1日だったのです。


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2008年12月07日

観劇ファッション



 この本を読んでいたら、歌舞伎観賞の「常連さん」達のお洒落のページがあって、演目に合わせて着物を新調したり、贔屓の俳優さんの屋号やシンボルマーク(?)に合わせて小物をコーディネートしたりと、そのお洒落に対する情熱と、意気込みが半端でないことに驚かされました。

 「これからも劇場で私達の目を楽しませて下さい」と思うと同時に、素直に彼女達の真似をしていたら、破産してしまいそうな勢いです。

 そこで、庶民感覚で楽しめそうなお洒落を、私なりに考えてみました。あくまでも私の感覚ですから、あまり参考にならないかもしれませんが。

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2008年07月22日

最近、買った歌舞伎本

 図書カードをもらったので、久々に本を買いました。



 歌舞伎に出てくる衣装や小道具、髪型のていねいな解説があり、写真もいろんな角度から見たものが掲載され、大変分かりやすいです。今まで髪型を「適当」に描いていたので、これからはこの本をチェックしながら描けそうです。

 ところで、お姫様hime_thu.gifの頭につける、銀色の冠のような吹き輪(花簪)が、「紙製」だとは全然知りませんでした。小道具は軽量化とか、舞台映えなど、ちゃんと考えて作られているのですね。



 これは漫画です。よく歌舞伎などで上演されているものの、具体的には「どんな話」なのか分からなかったので、購入。シンプルながらも情緒のある絵とストーリー展開なので、話の流れ全体を知るには、最適なのではないかと思います。

 妻の情念と行動力で、夫を死から再生させたところと、勧善懲悪なところが痛快で、大変素晴らしいと思います。



 たとえばタイトルに「曽我」とついていても、どれも同じ内容のお芝居とは限りません。中には「曽我もの」とは、「全く関係のない話」だったりすることも、歌舞伎の世界ではよくあることです。

 そのカラクリや、当時(江戸時代)の歌舞伎はどんなものだったのか?という、現代人の素朴な疑問に答えてくれた1冊です。


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2008年03月30日

東京人

 昔と比べて、雑誌を買うこと自体は少なくなったけど、それでも本屋に置いてあれば、ついつい買ってしまうのは、『東京人』と『散歩の達人』です。

 どちらも東京・首都圏の地域を中心にした、マニアックな雑誌ですが、全体的に『散歩の達人』はゆる〜い雰囲気で、反対に『東京人』は硬派で学術的な要素の強い雑誌です。

 「学術的」と言っても、「専門書」のようにハード(=小さな活字がギッシリ!の論文)ではなく、写真や図版も多く、レイアウトも洗練されているから、実際はそんなに重く感じられないんですけどね。

 大奥の記事でも、参考にさせていただきました。



 特集は「文化の一部」として紹介されている感じで、どちらかと言うと、「入門書」に近いかもしれません。

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2008年01月13日

下馬の事件

 下馬ポケットパークの記事にも登場した英国人殺傷事件とは、元治元年(1864)10月22日、青森県出身の浪人がボールドウィン少佐とバード中尉の2人の英国人を殺害した、という事件だそうです。

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2007年12月15日

大奥

 大奥については「江島生島事件」のページにも、簡単に書いたのですが、あまりにも謎の多い世界です。

 大奥といえば、「大奥シリーズ」の漫画や映画のように、「一人の男(殿)の寵愛」をめぐって、複数の女(正室と側室とその取巻き)の愛憎バトルばかりが注目されますが、愛だの恋だの、そんな単純な世界ではなく、「お役所」的要素が高かったようです。

 実は「幕府の人事」にも強い影響力を持っていたので、幕府の要人は、大奥には非常に気を使ったそうです。もしも彼女達に嫌われたら出世の道は断たれ、ひとたまりもなかったそうです。

 田沼意次は彼女達に非常に気を使い、盆暮れの贈り物を欠かさなかったお陰で、老中になれたとも言われています。

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2007年12月11日

今、猛烈に読みたい本

 江戸時代のベストセラー作家、井原西鶴の著書の中にも、現代の食品偽装事件に通じるような話が出ているそうです。

 昔あるところに、お茶を販売していた店が、新茶の中に乾燥させた「出がらし」の茶葉を混ぜて販売したところ、お茶も香ばしくなり、出がらしを混ぜたことも客にバレずに、かなり売れた。そのことに気を良くした店主は欲張って、だんだん出がらしの比率を上げていき、仕舞いには店が潰れた、という話を母から聞き、もの凄く読んでみたいと思いました。

 時代は変わっても、(良いところも悪いところも含めて)人間の本質的な部分は変わらないものだと実感しました。

 おそらく『日本永代蔵』と思いますが、もしかしたら『世間胸算用』かもしれません。上記の話が出ていた方を購入したいと思いますので、ご存知でしたら教えて下さい。宜しくお願い致します。




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2007年11月22日

昭和美少年手帖



 以前から気になっていたので、とうとう買ってしまいました。
昭和期の少年雑誌を彩った「美少年の挿し絵」集です。挿し絵画家も高畠華宵、伊藤彦造、山川惣治、石原豪人など、豪華な顔ぶれです。

 中でも伊藤彦造の描く「阿修羅天狗」の紫頭巾の格好良さに、シビレました。

 私自身はだらけきった人間なので、こういう緊迫感のある精悍な人物に憧れます。
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2007年09月16日

手ぬぐいの本

 『かまわぬ手ぬぐい百科』(単行本)



 代官山の手ぬぐいの専門店、株式会社かまわぬ監修の本です。

 写真や図版が豊富で、手ぬぐいの模様の解説や、さまざまな使用方法、現代的なアイデアも満載です。

 なんと「時代劇でおなじみ」の「ねずみ小僧」の盗人かぶり(本当は「やぞう」というらしい)や、忍者の「しのび」かぶり、「姐さん被り」などの巻き方まで、図入りで解説されています。

 見ても読んでも楽しい1冊です。
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posted by fuji_nishi. at 23:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 参考文献
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